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性と性教育の相談Q&Aシリーズ

第二十八回 赤ちゃんはどうやってお母さんのおなかの中に入るの

Q:「赤ちゃんは生まれる前は 、お母さんのおなかの中にいたのは知っているけれど、どうやって お母さんのおなかの中に入るの。それから、お母さんから生まれるのに どうしてお父さんにも似るの?」と子どもから聞かれました。どう答えたらよいのですか?(母親)
A:こんな質問を受けたら、まず「いい質問だ、素晴らしいことに気がついたね」と子どもを褒めることから始めてください。こんな時、子どもの年齢が小さければ小さいほど性交について知りたいわけではないことに留意してください。
 赤ちゃんは、おとなの男の人が持っているいのちのもと(精子)とおとなの女の人が持っているいのちのもと(卵子)が一緒になると生まれます。精子は陰嚢の中の精巣でつくられ、卵子はおなかの中にある卵巣で育ちます。精子だけでも卵子だけでもいのち(赤ちゃん)になれない、両方でつくられます。
 精子には、お父さんに似る仕掛けがたくさんある。卵子にはお母さんに似る仕掛けがたくさんあるのよ。だから、お母さんから生まれるけれどお父さんにも似るのです。
 「どうやって精子は卵子にであうの?」と重ねてたずねることのできる子どももいるでしょう。
それに対しては、男の人の持っている精子はペニスの先から体の外に出てくるよ。女の人の持っている卵子は体の中にあるのよ。こんな時、たとえば絵本が使えるといいですね。『あっ!そうなんだ!性と生』(エイデル研究所)20ページをぜひ、使ってください。
ペニス(陰茎)をワギナ(膣)に入れて、射精により精子を送り出すと、精子は空気にふれないで卵子のところに行きつけることになります。全く人間の体(生き物の体)はうまくできているでしょう。と、答えるのはどうでしょうか。
こんなふうに、できるだけ整理して話してください。「愛し合っていた」「好き合っていた」「結婚していた」「赤ちゃんが欲しいと思った」などという説明は、ひとまず省くか、後回しにして、視点を受精卵(子ども側)に置いて「精子と卵子がであうこと。それにはペニスをワギナに入れて、精子を卵子の近くに送るという受精の仕組みを単純に伝えるところから始めてください。
(安達 倭雅子)

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