性暴力と学校文化
~人権的アプローチに基づいた包括的性教育実践をめざして~
理論と実践講座は記念すべき 40 回を迎えました。今回は、よりよい関係性を築くための性暴力防止・救済に関する理解をさらに深めるため、学校文化との関係を探り、包括的性教育の実践普及につなげる内容となっています。
人権が踏みにじられる性暴力が絶えず、とくに学校教職員による児童生徒に対する性加害・性暴力報道が続発している今の情勢。この背景に、子どもや教職員を「権利の主体」として尊重せず、都合のよい「人材」として「管理の対象」とみる家父長的上意下達文化に陥っている、教育行政と学校の実態があります。危機的状況を受けても、行政や学校から出される対策は「場当たり的対処措置」ばかりで、根本的解決に結び付くものにはなっていません。真の解決には、ユネスコの『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』にもある人権的アプローチに基づいた包括的性教育が、すべての子どもと教職員・おとなに保障にされることが求められます。
遅れる日本の性教育の象徴ともいえる「はどめ規定」を撤廃して包括的性教育を広め
るためにも、多くの参加で共に学びを深めましょう。
◎開催要項をご参照する(PDF)
開催要項
| 開催日次 | 2026年2月1日(日) 10:25~17:50(開場 10:00) |
| 会場 | 正則高校 〒105-0011 東京都港区芝公園3丁目1-36 (東京メトロ日比谷線「神谷町駅」下車徒歩5分、都営三田線「御成門駅」下車徒歩5分) ※駐車場はありません。お車でのご来場はお断りします。 |
| 開催方法 | *ハイブリッド開催(会場&Zoomによるオンライン配信) |
| 参加費 | 性教協 全国会員 3,000円 学生・ユース(30歳未満)の方、障害のある方 500円 一般 4,000円 学生・ユース(30歳未満)の方、障害のある方 1,000円 ※ 会場場参加・Zoom参加で、参加費に違いはありません。 ※「会員」とは一般社団法人”人間と性”教育研究協議会の全国会員で年会費を納めている方です。 |
| 申込方法 | Peatixで申し込み (申し込み締切 2026/1/31) |
| ◎Peatix(ピーティックス)にアクセスし申し込んでください。 ◎チケット購入には、Peatixの登録が必要となります。初めてご購入される方は、チケットの申し込みボタンを押し、新規登録にお進みください。パスワードの設定にご注意ください。(パスワードには、英数大文字、小文字、記号が必要です。) ◎お支払い方法は、クレジットカード、コンビニ振込、ペイジーを使える銀行ATMから選べます。パソコンやスマートフォンでお申込みの際、方法を選択し、指示に従ってお支払いください。 ◎Zoom参加の方には、1月31日中に、Zoom のURL・ID・パスワードをメールで送ります。 |
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開催概要・申し込み
| 10:25~10:30 | 開会の挨拶・諸連絡 |
| 10:30~12:30 | 《第一講座》 なぜ性加害が生まれるのか ~180人以上の“加害者”の声から見えてきたもの~ 学校内で起きた性暴力や性加害者の実態について取材してきたTV番組関係者による講演。 被害の連鎖を断ち切るためには、加害にも目を向けていかなければなりません。加害者は「性欲が強い人」などと思うかもしれませんが、当事者はいたって“普通”であることも少なくないといいます。なぜ加害が生まれるのか、どうしたら食い止められるのか、考えていきます。 |
| 13:30~15:30 | 《第二講座》 学校の「男性性」と、教員による児童・生徒への性暴力 前川 直哉さん(福島大学 教育推進機構 准教授) 学校教員が女子児童・生徒を盗撮し、逮捕される事件が相次ぎました。公教育への信頼を揺るがす性暴力事件に大きなショックを受けた方も多いことでしょう。こうした事件の背景には、学校の「男性性」の問題、そして教員の「暴力」を「指導力」と呼び変え、放置・黙認してきた日本の学校文化の問題があると考えています。子どもたちが安心して通える学校を取り戻すためにも、フェミニズムやジェンダー研究の蓄積から学び、学校の「男性性」と暴力の問題を考えることが必要です。現場の声からこのテーマについて、皆さんとともに深く掘り下げていきたいと思います。 |
| 15:45~17:45 | 《第三講座》 実践報告 性暴力に抗う関係性の文化づくり ──男子校での「感情の言葉」 を用いた修復的対話の試み 田中 めぐみさん ( 男子校土曜講座「男性性研究サークル」 担当講師、一般社団法人あす性暴力を「個人の問題」ではなく「学校文化の問題」として捉え、男子校での対話的実践を通して、 沈黙や共犯を再生産しない関係性の文化を模索しています。「感情の言葉」を使った修復的対話の試みを通じて、生徒だけでなく教職員も他者とつながり直す力を育む授業を目指しています。包括的性教育という言葉を知らなくても、生きるうえで誰もが必要なスキルとマインドとして体感できるような展開を考えています。性暴力に抗うための文化的な基盤を学校から築いていきたいと願っています。 |
| 17:45~17:50 | 閉会の挨拶・諸連絡 |

