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性と性教育の相談Q&Aシリーズ

第八回 おしっこのしかたは、なぜ違うの?

Q:子どもに『おしっこのしかたは、女の子と男の子では、なぜちがうの?』と、たずねられました。どう答えればよいですか。(父親)
A:子どもさんの性別にかかわらず、こんなふうに答えるのはどうでしょうか。
 女の子のおしっこの出口(尿道口)は、からだにぴったりくっついているから、立ってするとおしっこがからだを伝ったり、からだにかかったりするからすわってするのよ。女の子はおしっこがすんだら、前から後ろにふこうね。
 ウンチをした時でなくても、肛門(ウンチの出口)のまわりには、腸の中に住んでいるバイキン(住んでいてもらわなくちゃ困るバイキンなんだけどね)がついている心配があるのよ。それがおしっこの出口などに入らないように、前から後ろに向かってふくのよ。
男の人はペニスって呼ばれるところの先におしっこの出口(尿道口)があるから、たっておしっこをすることもできるのよ。男の子のおしっこの出口は包皮って呼ばれる皮に包まれています。おしっこをする時、この包皮を手でからだのほうへ少し引っ張って、おしっこの出口をだし、ペニスを持って便器に向かっておしっこをします。そうすればおしっこがあちこちにちらばって、便器のまわりにかからなくてすむよ。
こんなふうに語りかけるのはいかがでしょうか。
また、トイレを使う時、トイレの扉は自分の家の中でも、外のトイレでも、きちんと閉めて使うこと、手を洗うこと、もし、便器のまわりにおしっこがかかってしまうようなことがあったら、トイレットペーパーで拭いておくものだといった生活習慣が身につくことが、子どものプライバシーの感覚や、自立を育てるもとになるのです。(安達倭雅子)

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