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緊急声明:(2022年3月4日)

ロシア政府によるウクライナへの軍事侵攻の即時停止と撤退を強く求める

■ロシア政府によるウクライナへの軍事侵攻の即時停止と撤退を強く求める
  
  私たち一般社団法人 "人間と性"教育研究協議会幹事会は、2月24日のロシア政府によるウ
クライナへの一方的な軍事侵攻に強く反対するとともに、ロシア政府の軍事作戦の即時停止と撤
退を強く求めます。

 ロシア軍はウクライナ全土に侵攻し、ウクライナでは軍人、民間人、子どもも含めて多くの犠牲
者が出ていると伝えられています。また今現在、ウクライナの人々は日々の戦闘の恐怖に晒され、日常生活さえ破壊されています。

 プーチン大統領は 25 日、「ロシアは世界でも最も強力な核大国の一つだ」と発言し、核兵器使
用をちらつかせ世界を恐怖に陥れています。人間の尊厳と人権の尊重を大切にする立場から、ウクライナで起こっている現実を、遥か遠い国のこととして沈黙し傍観するわけにはいきません。

 この愚かな行為を拡大させないためにも、世界の多くの人々と連帯し、ロシア政府の侵略行為に
対して、断固として NO!の声をあげるものです。

 戦争行為は、いかなる言い訳を並べても、実態は大量殺戮以外の何ものでもありませんし、国
際間の紛争の解決にもつながりません。それは、今までの人類の歴史が証明しています。この歴
史の反省から、国連憲章は第 2 条 4 項において、加盟国は国際関係において武力による威嚇又
は武力の行使は慎まなければならない、としており、今回のロシア政府の軍事侵攻は、明らかに
「国連憲章」違反でもあります。

 戦争は、最大の暴力であり、人権侵害でもあります。今回のロシア政府による軍事侵攻でも、ウ
クライナにおいて多くの人命が失われ、数えきれない人々が着の身着のまま国外に脱出しなけれ
ばならなくなっています。人間の尊厳と基本的人権を護るのは、人類共通の理念であり、今われ
われが立ち向かうべきは、地球温暖化、感染症のパンデミックのはずです。

 とくに戦時体制は、女性や子どもが性的暴行・支配の対象となってきた現実があります。それは
性暴力という武器を使っての支配方法でもあるのです。そうした現実を繰り返してはならないこと
を、声を大にして訴えます。

 人間の尊厳と人権の尊重を希求する私たちは、ロシア政府によるウクライナへの軍事侵攻に怒
りを込めて反対し、軍事作戦を即時中止することを強く求めるものです。

2022年3月4日

一般社団法人"人間と性"教育研究協議会幹事会
 


  緊急声明:ロシア政府によるウクライナへの軍事侵攻の即時停止と撤退を強く求める

 

 

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